えまノート

グラフィックデザインの仕事や転職のこと、勤め人だった頃からフリーになった現在のこと、ブログのことなどを綴っています。

オーバープリントの説明

入稿データを作成 --- 出力センターや印刷で使えるようにデータを整える

2016/06/24

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入稿データを作成 --- 出力センターや印刷で使えるようにデータを整える ということについてお話ししたいと思います。(朝日広告賞応募の記事の7回目)

朝日広告賞の応募作品を、アドビ イラストレーター(Adobe Illustrator)(以下、イラストレーターと略します)でデータ作成することを前提にしています。

また、トンボはすでにイラストレーター上で描いてあるものとします。

イラストレーターで作成したDTPデータを、実際に入稿できるようにします。

ここでは2つの方法を紹介したいと思います。

  1. イラストレーターのまま入稿する
  2. 高解像度のPDFを書き出してPDFを入稿する

実際に入稿するときは、自分で使おうと思っている出力センター等に確認してみることをオススメします。おそらく、入稿形態は、他のものでも入稿できると思いますが、上記の2つを知っていれば、多くの場合、事は足りると思います。


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1 イラストレーターの入稿データ作成

作業したDTPデータはそのまま残しておき、フォントのアウトラインを取るため、別に複製して作業します。(フォントのアウトラインをとってしまうと、後で修正するのが困難になるので、アウトラインをとらないデータは必ず残しておきましょう。)見本の画像はCS6ですが、どのバージョンでも同じようなものがあるはずなので探してみてください。

    1. リンク画像をCMYKに変換する
      フォトショップ上でCMYKに変換します。すでにCMYKにしてあればそのままでOK。
    2. イラストレーター上の余分なデータを消去する
      すべてのレイヤーとオブジェクトのロックを解除、非表示にします。アートボードの外側のペーストボード上にある余分なオブジェクト、使ってない余分なレイヤーなどを削除します。
      うっかりグループ化されている必要なオブジェクトを消去してしまわないように、オブジェクトを選択するときは、グループ選択ツール(白い矢印に+がついたもの)を使います。
    3. カラーをCMYKにする
      CMYKモードで作成していればOKです(RGBモードではなく)。特色などを使ってしまったら、スウォッチパレットで、特色のカラーチップをゴミ箱へ捨てます。そうすると、自動的にCMYKになります。
      念のため、全てを選択し、「編集」メニューから「カラーを編集」で「CMYKに変換」を選択して、全てのオブジェクトをCMYKにしておきます。
    4. フォントのアウトラインをとる
      全てを選択して、「書式」メニューから「アウトラインを作成」を選択します。
    5. オーバープリントのチェック
      「表示」メニューから「オーバープリントプレビュー」を選択して、全体の表示が変化しないかどうか確認します。
      特に注意したいのが、白抜きの文字です。
      白抜きの文字がオーバープリントになっていると、文字が消えてしまいます。
      オーバープリントを解除するには、オブジェクトや文字を選択し、「属性」パレットで、オーバープリントのチェックをはずします。
      オーバープリントの説明
      (透明の効果をねらう場合は、オーバープリントではなく、「透明」パレットでの効果を使います)
    6. 最終的なデータチェック
      「ドキュメント情報」パレットで以下のように確認します。(オプションメニューで「選択内容のみ」のチェックをはずし、「オブジェクト」を選択してチェックを入れます。)
      入稿データチェック
    7. 保存して閉じます
      保存形式はaiかeps。最近はaiの方が一般的です。拡張子はつけます。
    8. 出力見本PDFの書き出し方
      イラストレーターのデータを再び開き、別名保存でPDF形式を選択して保存します。
      PDFには色々な種類があります。単なる出力見本なのでどの形式でもOKなのですが、どうせPDFを書き出すならば、高解像度のPDFを書き出してしまった方が安全です(後述の「2 高解像度PDFの入稿データ作成」参照)。
      というのは、最近はPDFを出力や印刷に使うケースが多いので、間違えて出力に使ってしまうことがあるからです。
      どうしてもイラストレーターデータ(aiデータ)を出力して欲しければ、USBの内容をウィンドウ表示し、スクリーンショットをとってプリントアウトし、aiデータに「出力ファイル」とボールペンで書いておくなど、紙で指示をしっかり出します。
    9. USBなどにコピー
      aiデータ
      リンク画像
      出力見本PDF
      をUSBにコピーして出力センターへ持っていきます。
      出力見本として、プリンターで紙に出力したもの(縮小でOKですが、原寸で出力して欲しいことは明示しましょう)を一緒に持っていきます。WEB入稿の場合は、PDFを出力見本のかわりに書き出して一緒にいれます。

2 高解像度PDFの入稿データ作成

上述のイラストレーターデータを開いて、別名で保存を選択し、ファイル形式でAdobe PDFなどPDF形式を選択し、「保存」をクリックします。下記のように「Adobe PDF プリセット」の「PDF/X-4」(イラレのバージョンによって、2007とか2008とか多少ちがいがあるかも知れませんが、X-4です)を選択して保存します。(通常はこれで大丈夫だと思いますが、出力センターによってルールがあれば、それに従ってください。)
160403PDFデータ保存
高解像度のPDFが書き出されます。

他の項目で色々と設定の変更ができますが、今回はトンボをすでにつけているデータなので、デフォルトのままでOKです。

このPDFだけUSBなどに入れて入稿します。
(イラレやリンク画像は不要です)

WEB入稿などではPDFだけで大丈夫だと思いますが、USBなどに入れて持参する場合は、プリントアウトした紙も添付します。

その後は…

ボード貼りまで出力センターでしてもらうなら、入稿するときに同時に頼みます。

>>>コチラの記事も参照してみてください。

あとは、朝日広告賞の応募サイトの応募の仕方を見て、応募票を貼り、期間内に、郵送や宅配便で送るか搬入します。
>>>データ入稿データから搬入まで


>>>Homeへ

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