デザイナーの転職

40代女デザイナーの転職(40代の就活)

sponsored link

 

40代の就活について、結論を先に言いますと、
「求人広告の年齢条件は、すべて無視して応募すべき」です。

以下に詳しく理由を書いていきます。

また、この記事では、まずは「正社員として採用してもらう」ということを
想定して書いていきます。

●40代で就活するということについて
41歳でいきなり失業市場に放り出された(と感じた)当初は、
まるで地獄へつきおとされたような感じがしましたし、
目の前は真っ暗で、「死ね!」と言われているような気もしました。

でも、やってみると、40代だからといって、
20代や30代にくらべて、
思ったほど「不利」に感じることはありませんでした。

求人広告をみていて、最初一番ネックに感じたのは、
年齢の条件が書いてあるものです。

でも、
「自分がその仕事ができる」
「自分の希望の職種である」
ということなら、まったくおかまいなしに応募しました。

そして、この戦略は正しかったと思います。

わたしはグラフィックデザイナーという職種を中心に応募しましたが、
この職種に限らず、どの職種でも、
積極的に「40代までOK」などとは書いてないものです。

だから、広告の年齢条件を考えに入れてしまうと、
ほとんど応募できる求人はなくなってしまうのです。

ただ、労働基準法か何かで、
一定の条件以外の年齢条件を設けてはならないというような
法律ができたため、
ハローワークの求人情報のほとんどは、
年齢制限が書かれていないか、
定年60歳ぎりぎりまでOKということになっていました。


sponsored link



だから、心理的な面で、ハローワークの求人には
最初はとても応募しやすい感じがしました。

でも、ハローワーク求人の、年齢制限のない企業に応募し、
書類選考が通り、一次面接に行ったときのことです。

最初、かんたんな適性テストのようなものがありました。
そして担当者による面接になったわけですが、
「実はハローワークへのたてまえ上、年齢制限を書かなかったのですが、
会社としては27歳までと思っています。
また、たてまえ上、面接まではしないといけなかったので…」
というようなことを言われ、その場で不採用になったケースがありました。
(注)ハローワークの求人が全てこうだということではありません。

一方、30歳までとか35歳までとか、書かれている求人広告で、
おかまいなしに応募したところ、面接に呼ばれるということもありました。
「全く条件に合わないけど、作品が良かったので」
ということで面接に呼んでくれた会社は複数ありました。
デザイナーの場合は特に作品のほうが年齢よりも重要だったりします。

また、求人広告では、ただ単に「グラフィックデザイナー」と書かれていたので
わからなかったのですが、面接に呼ばれて行ってみると、
デザイナーに対して指示を与える立場のような、
管理職的なポジションを望まれているのだということもありました。
管理職的なポジションに就きたい場合は、
20代や30代よりも、40代の方が有利だったりします。

結局のところ、求人広告上の字面だけの年齢制限というは、
全くアテになりません。
そして、面接に行って、話をしてみるまでは、
企業の「本音の年齢制限」というのは見えてこないのです。

>>>クリエイティブに強いエージェント


>>>紙媒体クリエイターの求人もあります

まとめ

——————————————————————————————————–
●40代の方が(20代や30代とくらべて)有利なケース
・管理職的ポジション
デザイナーならば、「アートディレクター」「ディレクター」
またはオペレーターに指示を与える立場のデザイナー

・人材銀行に登録できる
「人材銀行」という、厚生労働省管轄の機関を知っている人は
少ないと思います。
ハローワークのようなものなのですが、何と、
40歳以上の人しか登録できないのです。
厚生労働省のホームページでは
「概ね40歳以上の管理的職業、専門的・技術的職業に従事してきた方」
となっています。
わたしは、デザイナーで専門的職業だったから登録できました。
これを知ったときは、元気出てきましたよ。
「40代で良かった!」などと思ったくらいです。
それに、とても有名な企業さんから面接に呼んでもらえました。
40代のデザイナーならばぜひ登録しましょう。

・40代以上の経験者募集
これは「校閲」という職業の募集だったので、
私は応募しませんでしたが、「校閲」という、さまざまな知識が
要求される職種上、このようなこともあるのだなあと思いました。

————————————————————————————-
●40代でも全然OKなケース
・年齢よりも作品や「何ができるか」を重視している会社
結局のところ、面接に呼んでくれたところは、
このケースが一番多かった気がします。
年齢を気にする会社は、おそらく面接にも呼ばずに落とします。
だから、特殊なケースを除けば、年齢のことで不愉快な思いをすることは
意外と少ないのではないでしょうか。

・会社自体の年齢層が高く、40代はまだ若手という会社。
高齢化社会なので、今後このような会社は増えるかも知れませんね。

————————————————————————————-
●40代では完全に無理なケース
・新卒採用など、未経験を育てたいケース
これには太刀打ちできません。
40代どころか30代や20代でも無理でしょう。あきらめましょう。
でも、応募はしてみるべきです。
隠れた本当の求人があるかもしれませんし、
「新卒募集が本音」かどうかは、応募してみるまでわからないからです。

sponsored link

関連記事

  1. デザイナーの転職

    デザイナーの履歴書は手書きにすべきかどうか

    デザイナーの履歴書は、手書きにすべきかどうかについて書きます。(こ…

  2. デザイナーの転職

    転職活動 情報収集 で注意した方がいいこと — サイトの見た目どおりとは限らない

    転職活動 情報収集 のことで、注意した方がいいことを書きます。以前…

  3. デザイナーの転職

    グラフィックデザイナーの転職 ②応募書類_作品集

    今日は、応募書類の最後、作品集(ポートフォリオ)について、書きます。 …

  4. デザイナーの転職

    グラフィックデザイナー転職 ②応募書類_自己PR書

    グラフィックデザイナー転職に使うための応募書類のうち、自己PR書につい…

  5. パソコンイメージ

    デザイナーの転職

    紙媒体のデザイナーとして50代で失業しないために1番大切なこと

    「紙媒体のデザイナーとして50代で失業しないために1番大切なこと」とい…

  6. デザイナーの転職

    グラフィックデザイナー転職 ①目標設定と行動計画

    就職(転職)活動中の方の参考になればと思い、就職(転職)活動の体験に基…

ブログランキング・にほんブログ村へ

このブログの運営者


Ema。性別:女性 年齢:50代前半。グラフィックデザイナー。現在フリーランスデザイナー歴約2年。元勤め人デザイナー歴約15年(失業期間含む)。高齢でデザイナーになった高齢者デザイナーです。40代で3度解雇になるなど、転職経験も豊富。

アーカイブ

  1. デザイン未経験からの転職

    未経験でのグラフィックデザイナーへの転職は、何歳まで可能か?
  2. ブログ

    「プロパティの健全性の確認してください」 エラーメッセージが解決しました
  3. ブログ

    iphoneからの投稿
  4. デザイナー転職ポートフォリオ

    ポートフォリオの表紙、シンプルな案です。
  5. ブログ

    カテゴリーとスラッグ(Word Press)
PAGE TOP