デザイナーの転職

グラフィックデザイナーの転職 ③応募のしかた(40代)

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年齢制限をくぐりぬける応募のしかたについて書きます。

年齢制限をくぐりぬける応募のしかた、その1

年齢制限をくぐりぬけるために効果的なのは、
求人広告でどのような方法が書かれていたとしても、
一律、

まず、応募書類を送りつける

という方法をとることです。

別の記事で書いた「応募書類4点セット」
・自己PR
・履歴書(写真貼付)
・職務経歴書
・作品集(ポートフォリオ)
ですが、すべてA4ペラで作ったわけですが、
1つのA4のクリアファイルに入れて、
A4の白い封筒に入れて郵送します。

宛名面には、赤い文字で「応募書類在中」と、
四角でかこんで書きます。

1つできたら郵便局へ行って重さを量ってもらい、
その分の切手をまとめて買っておくと便利です。
A4の封筒は、ポストに投函できるからです。

40歳を超えると、年齢条件に合う案件なんて、
ほぼないと思っていいと思います。

労働基準法などの規制で、年齢制限を書かない企業もたくさんありますが、
企業は本音では年齢制限を持っているものです。
まともに正直に条件が書かれていたら、
おそらく40歳以上の求人なんて一つもないのではないでしょうか?

求人情報の情報収集はインターネットの占める割合が多いと思います。
多くの求人サイトや転職サイトでは、求人に対して、
そのサイトの「応募フォーム」で応募するようになっていますが、
これはすべて無視します。

求人サイトや転職サイトは情報収集にだけつかい、

全部いきなり上記の書類を送るようにするのです。

応募フォームからの応募では、まず、40歳以上はふるいをかけられて
終わるだけかと思います。
よほどのプロフィールを持っていれば別かも知れませんが、
応募フォームから応募しても、10社受けても10社落ちるだけだと思います。
履歴書も、作品も、一度も見てもらうことさえできません。

でも、書類を送りつければ、書類を見てもらえる可能性は出てきます。
そこで、自己PRや作品を見て気に入ってもらえれば、
面接に呼んでもらえる可能性も出てくるのです。

これは、新聞の求人や雑誌での求人、ハローワークでの求人でも同じことです。
すべて「まず、応募書類を送りつける」という方法にするのが、
年齢制限を乗り越えて転職に成功するためのコツなのです。


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年齢制限をくぐりぬける応募のしかた、その2

年齢制限をくぐりぬけるために次に大事なのは、

数をこなす

ということです。

グラフィックデザイナーの場合は、1日4社から5社がいいと思います。
もっと多く応募できるならしてもいいのですが、
後に面接をこなせないほどになってしまうと思いますので、
最低4社を目標に、毎日応募し続けてみてください。

これは応募の準備を終えてからスタートします。
(応募の準備について詳しくは>>>コチラ

わたしの体験ですが、
一週間目、先が見えず、何の反応もなく、とてもつらかったです。
が、ひたすら求人情報を探し、とにかく4社に書類を送るという作業をくりかえしていました。
月曜日から土曜日までやり、日曜日は休みました。
一週間で最低24社応募できます。

二週間目に突入します。まだ何の反応もないように思えましたが、
二週間目の半ばころ、突然反応がぽつりぽつりと出てき始めました。

まずアルバイトに来るように言う企業もありました。
2日ほど行きました。
このままアルバイトとして入社し、社員になるという方法も出てきました。
人材銀行からの紹介が来ました。
面接に2社呼ばれました。

そして、三週目で1社内定を貰えたのです。
ですが、わたし自身、もう少し色々な会社を見たい気持ちもあり、
さらに活動を続けることにしました。

この間も4社ずつ応募しつづけていました。
1ヶ月でほぼ100社に応募書類を送ったことになります。
すると、2ヶ月目(第5週)に突入したころ、突然「面接ラッシュ」がおとづれました。
色々な企業から電話がかかってきて、アポイントだらけになりました。
そして次の週は、一日に2〜3社も、毎日面接です。

結局約130社に応募し、約20社と面接し、5社内定が貰えました。

このように書いてしまうと、とてもカンタンそうに見えますが、
やってみると、精神的にもかなりつらいものがありますが、


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数をこなす

という「数」がどの程度のものかわかって頂けたかと思います。
1日に3社以下の応募になってくると、このようにはいかないかと思います。
一定以上の数…この場合は4社以上…こなすと、
グッと面接に進む確率が上がるのです。

ときどき「失業している」という人に出会うことがあります。
「なかなか就職できない」といって悩んでいるのですが、
聞いてみると、1日1社も応募していなかったりするのです。

一つ応募して、返事を待って、ダメなら次を受ける、などと一つ一つ
やっているのですが、このやり方こそ「なかなか就職できない」原因なのです。
これは若い人でも同様かと思います。

それから、どんなに小さな求人広告でも見落とさないようにしましょう。
求人広告が小さいとか、企業の自社サイトがないとか、企業の自社サイトがお粗末というのは、むしろ、「余計な経費をつかわない」「本業が十分に忙しくて自社サイトに手がまわらないだけ」ということであって、特にDTP、紙媒体には多いケースです。
むしろ良質な求人である可能性が高いので、判断するのは「面接して」「内定が出てから」にしましょう。

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このブログの運営者


Ema。性別:女性 年齢:50代前半。グラフィックデザイナー。現在フリーランスデザイナー歴約2年。元勤め人デザイナー歴約15年(失業期間含む)。高齢でデザイナーになった高齢者デザイナーです。40代で3度解雇になるなど、転職経験も豊富。

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