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エディトリアルデザインのワークフローとデザイナーの関わりはどうなっているのでしょうか?

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エディトリアルデザインのワークフローとデザイナーの関わりについてお話ししたいと思います。

「エディトリアルデザイン」のひとつのプロジェクトがどのように発生し、終了するか、その中でデザイナーがどんな仕事をするのかということについて、そのワークフローを図にしてみました。

広告系と比べると…
編集者がクライアントでもありディレクターでもある、という感じで、プロジェクト全体を仕切ります。
ですが、多くのページを引き受け、一つの会社で2人以上のデザイナーやオペレーターがいる場合(外注も含めて)、社内でのまとめ役やクオリティの統一、編集者への窓口等として、ディレクターは必要になってきます。

●雑誌について
雑誌の本文は、特集や記事単位で、デザイナーは数人かかわります。
それぞれ別に進行し、印刷の直前でやっと足並みがそろいます。
連載ものの記事は、第一回目だけデザイナーがやり、フォーマットが確定したら、二回目からはDTPオペレーターがやるケースも多いです。
タイトル周りだけデザイナーで、本文組版はオペレーターというケースもあります。
デザイナーがオペレーションの最後までやることもあります。

雑誌広告は、主に広告系のデザイン会社が制作し、完全データ(=修正の必要のないデータ)で入稿されます。

エディトリアルは編集者が仕切りますが、アートディレクターもいるような、デザイン重視の雑誌もたくさんあります。


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エディトリアルデザインは、プロジェクトの内容にもよりますが、同じような作業をずっとやっているというような面があります。
Macの前にずっと座っていたいという人には向いています。

雑誌や書籍の本文に関しては、エディトリアルデザイナーとDTPオペレーターの仕事はかなり近いものがあります。
DTPオペレーターの中にはデザインもできるとか、理解しているという人もいます。
エディトリアルデザイナーを募集する際、DTPオペレーターの経験を評価する会社もあります。

ですが、デザイン未経験の人が、デザイナーになることを目的に、
DTPオペレーターとデザイナーが両方いて、オペレーターとデザイナーの役割分担がはっきりしている会社の
オペレーターとして就職するのはお勧めしません。
オペレーターチームからデザイナーチームへの移動というのはほとんどないからです。
あるとすれば、元デザイナーのオペレーターです。
会社としては、誰かに新しく仕事を教えながらさらに誰かを採用するよりも、新しく一人雇った方が楽だからです。
デザイナーに欠員が出たら、通常会社はデザイナーを募集します。オペレーターから補充しようとはしないのです。

もし、デザイナーになることを目的にしているなら、最初からデザイナーとして就職する方が近道です。

現在デザイン未経験のオペレーターの人が、同じ会社のデザインチームに移動を希望しても、なかなかかなえられないと思います。
ためしに希望を言ってみるのはいいと思いますが(例外はどこにでもあることですから)、他社へデザイナーとして転職した方が早いと思います。


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