えまノート

デザインは、用と美。デザインの定義

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デザインの定義について書きたいと思います。

「デザインとは何か?」

ということについてです。色々な考え方があると思います。
調べれば色々でてくることかと思います。

今回は

「用と美」

について書きます。

「デザインとは、用と美である」

という定義です。

このひとことで、実は全て片付きます。

「用と美」とは、「用事を果たしていて、かつ、美しい」ということです。
デザインはすべてコレです。
美しいというのは、英語で言えばbeautifulもありますが、この場合はcleanも含んでいます。

説明するために、一つ例をあげてみます。
ここに一枚のきれいな紅葉の写真があります

これをカレンダーに使います。

これはオカシイですよね?
紅葉なのに4月のカレンダーになっています。
4月のカレンダーなのに紅葉を使っています。

紅葉の写真自体は美しいのですし、レイアウトも悪くないですが、4月のイメージとしては、全く用事を果たしていません。
こういう状態はデザインされているとは言えないのです。
この紅葉の写真を使うなら、10月か11月に持ってくるべきですし、
4月の写真ならば、桜の写真などにすべきところです。


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また、何だかとてもカッコ良くできているけど、目的地にたどり着けない地図とか、
例をあげたらいくらでもあります。

また、逆に用事だけ果たしていても、美しくなければデザインとはいえません。
そろえるべきところはそろえたりしてクリーンに仕上げます。
文字を必要に応じて、左揃え、センター揃え、右揃え、両端揃えにしたり、
左右の余白を同じにしたりして、きちんときれいに仕上げるところまでやって初めて
「デザインした」と言えます。

「必要に応じてクリーンに」というのがデザインをするということです。
「必要に応じて」というのが、実は結構むずかしいです。
4月には紅葉はふさわしくないというのは、極端で、誰でもわかるようなことですが、
「何が必要か」ということは状況によって変わってくるからです。
ここを読み間違えると、間違ったデザインをしてしまうことになります。

でもとりあえず今日のところは、「用と美」ということだけお話ししておきます。

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