フリーランスの1年目は、「とりあえず白色で」確定申告してしまおうという人は多いと思います。でも、それはちょっとモッタイナイです。
というのは、青色申告すると、所得税が優遇されるのはもちろんですが、「赤字の場合は次の年にくりこせる」からです。
1年目だからこそ、青色申告が良いのではないでしょうか。
でも、税金のことも何もわからないし、税理士に頼むのも高かったり…。税務や会計のことをガッツリ勉強していると、本業がおろそかになって、収入面では逆効果だったりと、悩ましいところです。
でも、1つ、おすすめな方法があります。それは「会計ソフトを使う」ということです。勉強も最小限で済みます。
やよいの青色申告 オンライン がおすすめ
弥生の青色申告という有名な会計のクラウドソフトがあります。以前はWindowsしか対応していなかったようですが、近年Macでも使えるようになりました。
公式サイトはこちら→やよいの青色申告オンライン
それで、わたしは、一年目から、このソフトを使って青色申告しています。わたしはこの「セルフプラン」という、プランを契約しています。
年間利用料(1ライセンス)¥8,000
消費税¥640
合計¥8,640です(現状)。
このプランは、1年目は無料でためすことができます。
電話サポート付きの、少し高いプランもあります。わたしは費用は節約したかったので、最小限のサポートで、その他は自分で調べることにしました。
でも、自分でエクセルやノートなどに記帳することに比べたら、何倍もラクです。日付順に入力しなくても、どんどん入力していけば、ソフトが自動的に日付順に並べ替えてくれます。
帳簿もまとめてソフトが作ってくれます。
また、青色申告の最難関と言って良いと思いますが、「貸借対照表」も、自動的に書き出してくれるのです。
勉強すべきこと
体系的な勉強は、地元の税務署が行なっている、確定申告の説明会のようなものに参加すると、概要がつかめるかと思います。
ソフトを使うにしても、「帳簿とは何か」「確定申告とは何か」というような、大まかな知識は、あった方がラクです。
弥生の青色申告を使うときに、自分で調べることは、「その取引がどの勘定項目になるか」「どの段階で入力するのか」ということが主です。
ですから、最初は少し大変かも知れません。自分のお金の出し入れが、どの項目に該当するのかは、いちいちググったりして調べなければならないからです。
でも、自分の職業での勘定項目など、知るべきことは、ある程度限られているので、やってみればそれほど沢山のことを知る必要はないことに気づくと思います。
以前、「簿記3級」の勉強をしようとしましたが、挫折しました。専門用語や簿記の世界が上手くイメージできなかったからです。
簿記の世界をある程度きわめるのには、かなり時間がかかるものだと思います。自分の専門外のことは、ほどほどが良いのだと思いました。
「やよいの青色申告オンライン」を使えば、難しいところはソフトがやってくれるので、「簿記の知識もあまりなく、税理士さんはできれば節約したい」という人にはおすすめです。
それでもやっぱり税理士さんは良さげ
それでもやっぱり、税理士さんに頼むのは良いなと思っています。フリーになった当初、「どのくらい稼げるのか」ということが心配なあまり、頼むのをキャンセルしてしまったのですが、少し後悔もあります。
というのは、初年度なら、投資のつもりで税理士にお願いし、相談できるところは相談し、それである程度、自分にとって必要な税務の知識をたくわえてから、「やよいの青色申告」にしたらより一層ラクだったと思うからです。
「この取引はどんな勘定項目か?」など、いちいち調べるのは面倒な上、正解だという保証はないのです。税理士さんにお願いすれば、「正解」を知ることができるわけです。
また、合法的な税金対策の知識も教えてもらえそうなので、税理士さんにお願いするという投資は、有益だったかもと思います。
結局、今年の3回目の確定申告も、「やよいの青色申告オンライン」でする予定でいますが、どこかで一年くらい、記帳から税理士さんにお願いできれば良いな、と思っているところです。