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紙媒体のデザイナーとして50代で失業しないために1番大切なこと

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「紙媒体のデザイナーとして50代で失業しないために1番大切なこと」ということについて書きます。もちろんこれはわたし個人の考えです。いろいろと重要な条件はあると思いますが、わたしが1番大事だと思っていることについて書きます。

失業しないために一番大事なことは、「どこに住んでいるか?」ということです。わたしは今、在宅で仕事をしていますから、一見「日本全国どこでもやっていかれそう」に見えますが、そんなことはありません。

首都圏や大都市周辺に暮らすこと

わたしは、首都圏や大都市の周辺に暮らしていることが「紙媒体のデザイナーとして失業しないために」一番大事なことだと思います。

その理由は、「万が一今の仕事で失敗しても、比較的簡単に別の場所でやり直せるから」です。

正社員にしても、パートやアルバイトにしても、派遣社員にしても、またわたしのようなフリーにしても、今の雇用や仕事の状況がずっと続く保証はありません。

ですから、もし失業してしまったら、次の職場を求める必要があります。そういうときに、「紙媒体のデザイナーの需要がある地域に住んでいること」がとても大切です。

紙媒体のデザイナーが一番多く働いているのは東京都

紙媒体のデザイナーの人口が一番多いのは、いうまでもなく、東京都。それも23区内です。また、大阪や名古屋など、地方の大都市も割と多いと思います(実際にはもっとあると思います)。

とにかく、このような、複数の求人が発生している地域で暮らすということが、失業したときに、次の就職活動をラクにしてくれる要素となります。

例えばわたしが、在宅で仕事をしているからといって、山奥の限界集落などで暮らしたとします。今はインターネットが普及しているので、目の前の仕事ならばやっていかれるような気がします。

でも、もしもいったん仕事がこない状態になったら、仕事を選ばなければ話は別ですが、「紙媒体のデザインを続けたい」ということであれば、勤め先を探さなければならなくなります。

そうなると、山奥ではデザインの求人なんてありませんから、「まず大都市周辺に引っ越す」という重労働をしなければならなくなります。

失業した上に、しかも、失業中に引っ越しなんて、本当にとても大変なことです。失業者には部屋を貸してくれない家主もいます。すると、気に入った部屋に住めないというリスクも出てきます。

引っ越しと就職活動を平行してやっていても「遠いから」という理由で断られたりしそうです。「近くに引っ越します」と言っても、「もう50過ぎたんだから、もういいでしょう」なんて余計なことまで言われそうです。

全く不可能とは言いませんが、超えなければならないハードルが多く出現します。そのハードルを超えるのには、かなりのエネルギーが必要です。

年齢も考えて、そのハードルを超えられるエネルギーがどれだけあるのかと、自分で考えてみる必要があります。

安易に田舎に引っ越さない

ですから、50代で在宅でフリーで仕事をしているからといって、安易に田舎に引っ越すことは避けようと思っています。またフリーとはいっても、人によっては、「打ち合わせで」どこかに出向くこともあるかと思います。

そういう人はそもそも田舎に引っ越そうとは思わないでしょうし、仕事が成り立ちません。ですから、「紙媒体のデザイナーとしてやっていきたい」と思っているなら、余程のことがない限り、デザイナー求人の需要のある地域で暮らしていた方が良いのです。

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このブログの運営者


Ema。性別:女性 年齢:50代前半。グラフィックデザイナー。現在フリーランスデザイナー歴約2年。元勤め人デザイナー歴約15年(失業期間含む)。高齢でデザイナーになった高齢者デザイナーです。40代で3度解雇になるなど、転職経験も豊富。

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