雑誌などをスキャニングするときに、裏写りさせないできれいにスキャンするのには、ちょっとしたコツがあります。
それは、「後ろに黒い紙を当ててスキャンする」ということです。
雑誌などの裏写りの多くは、裏面の黒いスミ文字などですが、
後ろに黒い紙を当てると、全体に黒が乗った状態になり、
透けるはずの黒い文字などを吸収してしまうのです。
そのかわり、全体にうっすらと黒がのっていますので、
スキャンしたあとは、ハイライトである白い紙の部分が白くなるように、
Photoshopなどで明度を補正するようにしましょう。
それでも、裏写りしてしまったスミ文字をいちいちスタンプツールや
消しゴムツールでレタッチするよりは、何十倍も効率よくきれいにスキャンできると思います。
黒い紙は買ってくればいいのですが、
手軽に黒い紙をつくる方法を2つ紹介します。
●コピー機を使って黒い紙を作る方法
フタを開けっ放しにして何も載せずにコピーします。
真っ黒い紙が出てきます。(多少の色ムラがあっても使えます。)
気になるなら、周りの白いふちは切り落としましょう。
●プリンターを使って黒い紙を作る方法
イラストレーターでも、インデザインでも何でもいいですが、
黒100%の塗りの長方形をつくり、
それをプリントアウトします。