造形の3要素の中から、「色」について書こうと思います。
今回は、「色相」「彩度」「明度」というものについてお話ししたいと思います。
前回>>>三原色についておはなししましたが、今回お話しする「色相」「彩度」「明度」はまた色を別の観点から見た尺度です。
この「色相」「彩度」「明度」は、「どんな色か?」「どんな感じの色か?」という尺度です。
●色相
色相というのは、青か、赤か、黄色か、緑か、紫か……というものさしです。
「色相環」という円形のものさしが使われることが多いです。
●彩度
彩度は「あざやかさ」です。どれだけあざやかか、そうでないかです。
●明度
明度は「明るさ」です。どれだけ明るいか、暗いかということです。
「明度」は一般的にも使われる言葉ですので、わかりやすいと思いますが、「色相」「彩度」というのは、耳慣れない言葉なので、最初はわかりにくいかも知れません。
Photoshopで、全体を何か色で塗りつぶして(黒と白はさけて、色味のある色で)色相、彩度、明度でどんな風に変化するか確認してみてください。
「イメージ」メニューから→「色調補正」→「色相・彩度」を開きます。
それぞれのスライダーを動かして、変化を見てみると、「色相」「彩度」「明度」というものが、いきなり理解できると思います。
そういうわけで、色相、彩度、明度をざっくりと感覚的に理解したいと思ったら、Photoshopの色相、彩度、明度の項目をいじくり回してみるのがオススメです。