未経験でグラフィックデザイナーに転職しようとするときオススメな作品について書きます。
未経験でデザイナーになろうと頑張っているとき、
すでに作りたいものを持っている人はそれを作るのがベストだと思いますが、
何から手をつけていいのかわからないということがあります。
そういうときにオススメなのが、
●雑誌のリデザイン(>>>参考)
●コンペ応募(>>>参考)
この2つはオススメです。
雑誌のリデザインは、エディトリアル志望の人には特におすすめですが、
とにかくとっかかりやすい理由は、まず最初にレイアウト模写をするからだと思います。次第に作るのに慣れてきます。
コンペ応募は、公募ガイドなどで探して、やってみたいと思うものを丁寧にやるようにします。
私はロゴマークや壁画の図案、新聞広告、などに応募して作品を作りました。
賞に入ったことはありません。
それでも、きちんとつくったものであれば、就職活動のポートフォリオに入れることはできます。
賞に入らなくても、採用されなくても良いのです。
デザインで大事なのは「設定」です。
「誰が、何を何のために表現したり作りたいのか」という設定が大事なのです。
コンペが便利なのは、そのような設定がすでにされているということです。
もし何か「自分で好きなものを」というと、自分自身をクライアントにして、
この設定から考えなければならないということで、
特別にコレと言って作るものがはっきりしない人には難しいことです。
それに、仕事でデザインをするということは、
自分の必要性ではなく、他人の必要性で何かを作るということです。
コンペの要望に応えるということは、他人の要求で作るという設定が簡単にできます。仕事を受けるためのトレーニングにもなります。
現実に存在する出版社や広告主のものを制作した方が、実務作品に近いものになります。
知り合いや友人の会社やお店のチラシをつくるなどは、現実的なクライアントなので良いと思います。
それにこれは、すでに本当の実務と言えます。(もしこういうのが得意ならフリーになれますね)
また、雑誌のリデザインは、実際に仕事に就いたときにもとても役に立ちます。
別のデザイン会社がやっていた小冊子を自社にゲットしようとするとき、まさに、このリデザインをやってクライアントに見せたり、
連載物は定期的にリニューアルのためのリデザインをしたり、
前の号の特集と同じようなものにならないようにする工夫は、リデザインではなくてもそれに近い手法です。