ウェブ媒体にしても紙媒体にしても、媒体というものにとても興味もってます。わたしは紙媒体のデザイナーですが、ウェブ媒体をやるなら、デザインの仕事をするよりも、むしろブログが面白いです。
なぜならば、有名人でも作家でもライターでもないのに、個人が自分の言いたいことが言える、書きたいことが書けるというところに色々な可能性を感じるからです。「表現したいことができる」って、やっぱりすごく魅力的なことだと思うからです。
その点、紙媒体は、紙媒体で文章を書けるレベルになるのは、かなりハードルが高いものです。相応の努力やチャンスにも恵まれなければならないでしょう。でも、ブログって、今日、今すぐにでも始めることもできますからね。
その上、すぐに発行できます。そして、その上、発行したあと修正もできる…! これって、紙媒体ではあり得ない現象です。紙媒体だと、印刷されればそのまま残ってしまうので、間違えたら大変なことになります。1文字間違えたからといって、印刷をしなおしたり、シール貼って修正したり、「お詫びと訂正」を書いたり、かなりオオゴトです。
だから、出来上がるまでに何度も修正して、「完成」というところまで持っていかなくてはなりません。でも、ブログって、そもそも未完成のまま進行していく不思議な媒体です。
ブログはまた、1人で全て完結させることができます。(色々な人に教えてもらったりしているので、「一人だけでやっている」というのとは違いますが)これも妙なものです。紙媒体だと、まとめる人、書く人、作る人、印刷する人など色々な人がからんでいます。
一人ですぐに発行できるというのは、ものすごく自由なことだなあと思います。そういうところにブログの楽しさを感じています。
ブログのハードル
ところで、少し個人的にハードルを感じているところがあります。それは、「コメント」のやりとりとか、無料ブログのコミュニティとか、ブログ村などのランキングに参加したりすることです。何となくこの種のやりとりが苦手です。SNSもやっていませんし。
そのうち気が向いたらやるかも知れませんが。
コメントって、返事を書くのにものすごく考え込んでしまいます。記事を書くより悩みます。そういうわけで今コメントは受け付けていません。このようなブログを通じたお付き合いも出来なければ、ブロガーにはなれないのだろうかどうかと悩みます。実のところどうなのでしょうか?
でも、今はあまりにもストレスになってしまうので、ランキングサイトなどにも参加せずに、一人孤独に発信しているところです。一人孤独に発信しつづけて、ブロガーというレベルまで成長することができるかどうか、実験してみるのも悪くないかも知れません。
それに、自分自身の過去の体験から考えると、40代を過ぎてディレクターになるのを拒絶してデザイナーのままで居続けたり、正社員が苦手で派遣をやり続けたりという独自の道で生き残ってこれたので、自分に合わないことをして記事を書けなくなってしまうよりは、一人孤独に発信するというのも、アリかな〜なんて思っています。
また、わたしは、他の人のブログにコメントを書いたことってないのですが、読むには読んでいるので、わたしのようなやり方でブログと付き合っている人は意外といるのではないかと思ったりもしています。